技術紹介 リバース溶液の活用事例
他分野・製品への応用、
OEM製品製造について
リバース溶液は、弊社が製造している建築資材等の製品だけでなく、様々な分野への応用が可能です。
ご自身の身の回りの製品への応用・新製品開発のご相談など、お困りの場合はお気軽にお問い合わせください。
繊維製品に対する機能性追加、プラスチック製品に対する機能性追加など、OEM製品製造も承ります。
各種試験・実験データが必要な場合、その試験等はお客様自身でのご手配となります。
お問い合わせはお問い合わせフォームからお願いいたします。 内容は詳細にご記入ください。
活用事例のご紹介
農業分野への活用
リバース溶液は、還元農法として、稲作、果樹等の栽培に活用されています。
現代農業では化学肥料や農薬、石灰などの多用により、大切な土壌が汚染され続け、酸化しています。
その結果、できあがった農産物は害虫からは守られ、見栄えは立派になっていますが、放っておくとすぐに腐ってしまいます。環境の連鎖反応により、取り返しがつかない構造になってしまいました。昔の農産物は、冷蔵庫に入れずに台所に置いておいても、腐らずに乾燥していました。
リバース溶液は、酸化したものを元に戻すはたらきがあります。リバース溶液による酸化還元反応を農業に活用することで、安心安全な農業に取り組むことができ、価値ある農産物ができるようになります。
還元農法とは
酸化して腐敗環境になっている土壌を、リバース溶液(リバース溶液活用製品)で元に戻し、そこで作物を育てることを還元農法と表現しています。
現在の地球環境は、酸性雨や農薬、化学肥料の多用により土壌が酸化しており、作物が本来持つ力が発揮されません。
酸化したものを元に戻すリバース溶液を使うことで、その力を発揮し、作物の味が向上します。
私は農業の他に壁紙等の内装も手掛けており、リバース工法資材のタバコ等の消臭効果や有害化学物質の低減効果等の良さを実感しております。
あるとき、この資材が農業にも有効だと聞き、早速それらを使った米作りに挑戦し始めました。これが還元農法に取り組むきっかけでした。
当時は他に誰一人として還元農法をやっている方がいなかったので、試行錯誤の連続でした。無事収穫までこぎつけ、できた米を試食してみると、粘りがあり美味しいと感じました。
この米を知り合いにも食べてもらったところ大好評で、精米のときに出る米ぬかがまったくぬか臭くないことにも驚きました。米農家の方と業者数人の方にも米ぬかを食べてもらったところ、「きな粉のように甘い」と皆さんが驚いていました。
また、お客様に食べていただく上で、安心安全なものを提供でき、農薬をほとんど使わずに済みます。残念ながら完全無農薬ではありませんが、除草剤を2回使用する以外は一切使いません。減農薬よりもさらに少ないので、「減減減減農薬」といったところでしょうか。
肥料は有機肥料を使いますが、米も土も元気になるようで、日々雑草との戦いです。
他にも葉物からオクラ、大根等の野菜も作っており、ほとんど知り合いに配っていますが、野菜のうまみが多く育っており喜ばれています。
農薬を使用しないため、安心して食べにくる虫たちも多くなりました。どうやら虫も安全な食べ物を好むようです。
最初の出会いは、名古屋で抗酸化陶板浴をやられている社長さんの紹介でした。
「農業用リバース溶液、農業用資材のリフレパウダー、セラミックを使うことで酸化しにくいりんごができるよ」との話で取り組み始めました。
最初は信じられない気持ちでしたが、農業用リバース溶液を10,000倍に希釈し、セラミック水と合わせて噴霧し、実際に使ってみたところ、雑草がとにかく元気よくどんどん生え、草刈りが大変でした。
従来のりんご栽培では13回ほど農薬を使いますが、還元農法ではニーム(インドセンダンという樹木を利用した農業資材)と合わせて3回程度で済みます。できたりんごが皮をむいても赤くなりにくい(酸化しにくい)ことに驚きました。
実際に召し上がったお客様からは「こんなおいしいりんご初めて食べたよ」と喜びの声を多く聞けるようになりました。「そのまま放置したら普通は腐るのに、池永さんのりんごは腐らずに乾燥して小さくなった」といった声もいただきました。
近隣ではりんごの病気で葉が落ちることもありましたが、当農園では被害が少ないこともあり助かりました。
これからも安心安全を目指し、消費者の皆様に喜んで頂けるよう研究していきます。