毎年今くらいから、ボチボチとお問合せがあります。
それは学習机の引き出しのニオイ。
新一年生も、親御さんも少し慣れてきて、ふと気が付かれるようです。
学習机の引き出しを開けると、独特のニオイが気になる方がいらっしゃいます。
ニオイ対策に有効とされる、コーヒーを淹れた後の豆殻(コーヒーカス)やお茶っ葉を試してもイマイチ、ネットで検索してみるも他に解決法がない。そんな方に今日の記事をお届けします。
私も家具屋さんを訪れた際に、色々な学習机があるんだなと見て回っていて、ふと引き出しを開けた際にツンとした臭いを感じたことがあります。
学習机の外部・表面はUV塗装などが施されていますが、内部の引き出し・引き出しを取り出した後の内側(本体内部)については全くと言っていいほど、何も処理されていません。
そのため、接着剤や木材自体の臭いが出てきます。
これらが「引き出しが臭い」と言われる多くの原因です。
木材の臭いについては良い香りだと感じる方もいらっしゃいますが、化学物質に敏感な方はその香りが辛いと感じる方もいらっしゃいます。
臭い対策として一番手っ取り早い方法は、換気を良く行って、臭いが飛ぶのを待つことです。
ニトリさんのホームページでも同様の回答が載っていました。
納品直後の家具の臭いを取る方法はありますか?
何度かお部屋の空気を入れ替えることで数日から1週間程度で臭いは落ち着きます。※材料そのものの臭いは商品の特性のため短期間で収まらない場合があります。
換気をしても、冒頭でも書いたコーヒーカスやお茶の葉を試しても何日経っても臭う、もっと早く臭いの問題から解放されたいといったときには、当社の製品がお役に立つはずと思い、紹介させていただきます。
引き出しの中を刷毛で塗るだけ、乾燥後にはニオイが気にならなくなる家具消臭ワックス「リバースワックス」です。
元々はフローリングに塗る表面仕上げワックスなのですが、学習机をはじめとした家具、引き出し、他にはDIYでよく使う集成材、パイン材、塗料のニオイ解決にも役立ちます。
まずは引き出しに塗る
塗り方の手順ですが、まずは引き出しを全部出してしまいます。
そして刷毛を使い、引き出し内部、外部にワックスを数回塗ります。
リバースワックスは乳白色をしていますが、乾燥後は無色透明なので余計な色味が付く心配はありません(光沢が出るため元の色が濃く感じる場合があります)。
大体2~3回塗布すれば、あのツンとした嫌な臭いは気にならなくなると思います。
2~3回重ね塗りする場合は、前に塗ったワックスが乾燥してから塗ります。
乾燥時間はおよそ60分です。
つぎに、引き出しを取り出した後の内部(本体の内側)に塗る
この時、引き出しを全部学習机本体から出しているので、本体内部(合板や無塗装の内部、下記写真で赤い矢印が指している部分)には必ず、引き出し同様の作業をしてください。
もし、裏面を見てこんな風になっていたら、そこにも塗るとより効果的です。
作業時の注意点
作業をするときには、必ず窓を開けたり、換気扇を作動させてたりして換気してください。
また、ワックスが乾燥するまで、特有のにおい(合板などに使われている接着剤の臭い)が発散されますので注意が必要です。
完全乾燥後、においはだいぶ楽になるかと思います。
引き出し数個と内部用で使うリバースワックスは1リットル程度です。
引き出しの数が多かったり、大きい机だったり、水分を弾くまたはよく吸収する素材などにより、使う量には多少差があります。
【リバースワックスは当社のオンラインショップで購入できます】
まずは少量で試してみたい、小さな家具に塗る場合にはこちらがおすすめ↓
※刷毛付きなのでわざわざ道具を買いに行く必要はありません。届いてすぐに塗ることができます。
リバースワックス小型家具用セット(刷毛付き)|家具臭低減ワックス
大きな家具を塗る場合、大量に使う場合にはこちら↓
※同じく刷毛が付いています。
【臭いに関するその他の記事はこちら】
新品の学習机はもちろん、昔の机を再利用する際にもおすすめです。
また、学習机以外にもカラーボックスなどの家具にも使えます。
同じように引き出し内部や背面部分に塗布します。