リバースワックスに関して、お客様から「家具に付いた防虫剤の臭いは取れますか?」というご質問もよく頂戴するので、より安心してお使いいただけるように、実際に下記の防虫剤2種類で実験しました。
- パラジクロロベンゼン
- しょうのう(樟脳:クスノキからとれる天然の防虫成分)
家具にもよく使われる桐の端材があったため、これを使用。
桐の端材1つに対して上記防虫剤を1つセットにして袋に入れ、まずは7日間密閉して放置しました。

実験にあたり用意したもの

画像右のパラゾールはパラジクロロベンゼンが成分の防虫剤です

画像左:パラゾール(パラジクロロベンゼン)と桐材、画像右:しょうのうと桐材
7日後、密閉した結果臭いがどうなったかを臭い測定モニターで測定しました。

しょうのう

パラジクロロベンゼン
7日放置後のニオイ数値(何も処理していない状態)
- パラジクロロベンゼン→128
- しょうのう→149
実験開始
では実験開始です。
まず、2つの防虫剤のニオイを吸収した桐の端材を、それぞれ3つに分割しました。
リバースワックスのほか、当社の粉石けんリフレパウダーを溶かした水などでも実験するためです。
3つの端材に対して、
- リバースワックス
- リフレパウダー希釈水(水200mlに対して2g程度を溶かす)
- 混合液※(リフレパウダー、工事用リバース溶液、リバースシーラー)
※リバース工法施工マニュアル (リバース工法資材施工要領書) のP.1に記載してある噴霧液と同じ配合率で作ったものです。
をそれぞれ刷毛でまんべんなく塗布し、2時間ほど外で放置し乾燥させました。

塗布の様子

乾燥の様子
乾燥後、桐材を再度袋に入れて2時間ほど密閉・放置したのちに数値を測定しました。
パラジクロロベンゼン①(リバースワックス)→31

パラジクロロベンゼン①(リバースワックス塗布)
パラジクロロベンゼン②(リフレパウダー希釈水)→4

パラジクロロベンゼン②(リフレパウダー希釈水塗布)
パラジクロロベンゼン③(混合液)→5

パラジクロロベンゼン③(混合液塗布)
しょうのう①(リバースワックス)→32

しょうのう①(リバースワックス塗布)
しょうのう②(リフレパウダー希釈水) 数値測定をし忘れていました
しょうのう③(混合液)→30

しょうのう③(混合液塗布)
この測定の翌日、パラジクロロベンゼン①~③、しょうのう①~③のそれぞれにリバースワックスを塗布し、その後4日間ほど室内に放置しました。
リバースワックス塗布から4日後、再度袋に密閉して3時間ほど置いたのちに再度数値測定を行いました。
パラジクロロベンゼン①(1回目リバースワックス+2回目もリバースワックス)→0.0

パラジクロロベンゼン①(1回目リバースワックス+2回目もリバースワックス)
パラジクロロベンゼン②(1回目リフレパウダー希釈水+2回目リバースワックス)→2.6

パラジクロロベンゼン②(1回目リフレパウダー希釈水+2回目リバースワックス)
パラジクロロベンゼン③(1回目混合液+2回目リバースワックス)→0.0

パラジクロロベンゼン③(1回目混合液+2回目リバースワックス)
しょうのう①(1回目リバースワックス+2回目もリバースワックス)→0.0
しょうのう②(1回目リフレパウダー希釈水→2回目リバースワックス) 数値測定をし忘れていました
しょうのう③(1回目混合液+2回目リバースワックス)→1

しょうのう③(1回目混合液+2回目リバースワックス塗布)
実験結果まとめ
最後に数値の変化を一覧表にしました。
パラジクロロベンゼン
未処理時点 | 1回目塗布後 | 2回目塗布後 | |
パラジクロロベンゼン① 1回目リバースワックス 2回目もリバースワックス |
128 | 31 | 0.0 |
パラジクロロベンゼン② 1回目リフレパウダー希釈水 2回目リバースワックス |
128 | 4 | 2.6 |
パラジクロロベンゼン③ 1回目混合液 2回目リバースワックス |
128 | 5 | 0.0 |
しょうのう
未処理時点 | 1回目塗布後 | 2回目塗布後 | |
しょうのう① 1回目リバースワックス 2回目もリバースワックス |
149 | 32 | 0.0 |
しょうのう② 1回目リフレパウダー希釈水 2回目リバースワックス |
149 | ―(計測忘れ) | ―(計測忘れ) |
しょうのう③ 1回目混合液 2回目リバースワックス |
149 | 30 | 1 |
以上のようになりました。
自社実験につき、全てのケースでこのようになるとは限りませんが、ひとつのご参考にしていただければと思います。