畳の下から漂うカビ臭…和室のニオイ対策に有効な施工方法とは?

和室に入った瞬間に感じる「なんだか湿っぽい」「カビのようなニオイがする」――そんなお悩みはありませんか?

実は、畳の下に湿気がこもることが、カビ臭の原因となっているケースは少なくありません。
特に、床下に断熱材や二重張りの構造がある場合、空気の流れが悪くなり、湿気が滞留しやすくなります。

本記事では、実際に寄せられたご相談と、弊社が推奨するカビ臭対策の施工例を交えながら、効果的な解決策をご紹介します。


ご相談内容:畳の下の施工は可能?乾燥時間は?使用すべき製品は?

築33年の木造住宅にお住まいの方から、以下のようなご質問をいただきました。

  • 畳の下の合板(コンパネ)にリバースジャパン製品を施工しても大丈夫か?
  • 施工後、どれくらい乾燥させればよいか?
  • カビ臭にはどの製品が適しているか?

以下、実例を交えながら回答いたします。

畳の下への施工は可能です

畳下の構造用合板(コンパネ)へ、弊社製品「リバースコート®」を塗布していただくことは可能です。
ただし、塗布面がしっかり乾燥してから畳を敷くことが重要です。

乾燥時間の目安は24〜48時間

塗布する量や室内の温度・湿度によりますが、気温20℃、湿度50〜60%程度であれば、約24〜48時間の乾燥時間を確保するのが理想です。
湿気の多い季節や密閉空間では、より時間がかかることがありますので、余裕をもった施工をおすすめします。

おすすめの製品:リバースコート®とリバースシーラー

カビのにおいには、表面用のリバースコート®と、内部用のリバースシーラーを併用することが効果的です。

  • リバースコート®(塗布タイプ):畳下や押し入れ内部など、目視可能な部分に塗布。
  • リバースシーラー(噴霧タイプ):床下や壁内など、見えない部分に噴霧器で施工。

これらの製品は、室内の空気を清浄に保ち、カビ由来の不快なにおいを根本から軽減する効果が期待できます。


施工実例:築1年で発生した和室のカビ臭

2013年に建てられた新築住宅で、和室からの強いカビ臭に関する相談がありました。

畳をはがして確認したところ、床下合板・押し入れ内部・床の間など、複数箇所にカビの発生が見られ、押し入れ内の桐板の裏面にもカビの斑点が確認されました。

施工対応としては、

  • 見える部分にリバースコート®を塗布
  • 見えない箇所にはリバースシーラーを噴霧器で施工

この2段階の対応により、カビ臭はほとんど気にならないレベルまで軽減されました。

カビ発生の背景にある「畳の通気性」

当時使用されていた畳は、い草や藁ではなく、ウレタンなど通気性の低い現代素材が使われたものでした。
そのため、湿気が畳の中にこもり、乾燥しきれない状態が続いたことが、カビの温床となったと考えられます。


カビ臭の原因を探る3つのチェックポイント

ご自宅や施設で同様の症状がある場合、以下の点をご確認ください。

  • 畳の素材:通気性のあるい草タイプか、現代的な樹脂・ウレタン素材か
  • 床の構造:合板が1枚なのか、断熱材や吸音材との2重構造になっているか
  • 湿気の逃げ道:床下や押し入れに湿気がこもりやすい構造ではないか

また、カビ臭と接着剤のにおいは似て非なるもので、専門的な見分けが必要な場合もあります
「見た目はキレイなのに臭う」と感じたら、構造内部でカビが発生している可能性も疑ってみましょう。


まとめ:畳の下の施工でカビ臭対策は可能です

カビ臭に悩まれている方の多くは、根本原因が床下や畳内部にあることに気づきにくいものです。

リバースコート®やリバースシーラーは、目に見える場所・見えない場所の双方に対応可能なため、カビ臭をしっかり軽減し、「きれいな空気環境」を取り戻す一助になります。

施工のご相談もお気軽に

具体的な施工方法や、リフォームに合わせたご提案も可能です。
「うちの場合はどうなんだろう?」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。

▶ ご相談・お問い合わせはこちら

本記事でご紹介した製品について、詳しくは下記ページをご覧ください。

タイトルとURLをコピーしました