先日、リバース溶液を農業に活用した還元農法についてご紹介しましたが(下記記事)、今日は私の身の回りでも還元農法に取り組むことが決まったので、その様子をお伝えしたいと思います。
還元農法とは
前回の記事でも触れましたが、酸化して腐敗環境になっている土壌を、リバース溶液(リバース溶液活用製品)で元に戻し、そこで作物を育てることを還元農法と表現しています。
具体的にどんなことをするのかというと、
- 農業用リフレパウダーを5,000~10,000倍に希釈して噴霧
- 農業用リバース溶液を5,000~10,000倍に希釈して噴霧
というようなことを行います。
今回は柿にチャレンジ
私の従兄の家には樹齢300年以上の老木の柿の木があります。
幼少のころは毎日のようにこの木に登って遊んでいましたので、とても懐かしい存在でもあります。
今年はこの柿を元気にして美味しい柿づくりに挑戦したいと思い、従兄に「還元農法で私に育てさせてくれないか」と聞いてみたところ、「いいよ」と了解を得ることができました。
還元農法で育てる果物は、先日の記事でも紹介した、長野県の池永様が育てているリンゴがあります。
こちらは皆さんにおいしいと評判ですが、この柿もそれに負けないような柿に育つといいなと思っています。
絶対に枯らしてはいけない!という緊張感
300年以上の歴史を持つ柿の木は初めての体験ですが、この木は絶対に枯らすことができません。
なぜかというと、従兄の家にあるこの柿の木は、なんと「八珍柿」という品種の原木で、新潟県の天然記念物に指定されているのです。
八珍柿は正式には「平核無(ひらたねなし)柿」といい、なんと佐渡の「おけさ柿」や山形県の「庄内柿」のルーツにもなっています。
八珍柿の原木
樹令およそ280年と推定されているもので、近年佐渡の名産として出荷されている「おけさ柿」、山形県の「庄内柿」もこの原木が元であるといわれている。昭和37年4月県の天然記念物に指定された。
緊張感を持ちつつ、楽しんで育てていきたいです。
最後に
収穫はまだまだ先ですが、秋ごろには「おいしい柿ができました」という報告ができればいいなと思います。
また、柿の木の近くには多くのハーブが植えられており、こちらも今回還元農法で取り組みますので、柿の様子と合わせてお伝えします。