今日は3年前に行ったセミナー振り返り記事の続きです。
前回の記事ではセミナー本編までたどり着きませんでしたが、今日はちゃんと内容について書きますね。
研修中は仕事をしているわけではない。セミナー後に何を実行するかを1つでも決めること。
オープニングで、講師の坪井秀樹さんが仰った言葉。
これは強烈でした。
「セミナーを聞くだけで満足しちゃダメだよ」というメッセージです。
さらに、
「実行することを決めたら、行動を起こそう」
「まずはやってみよう!ダメだったら変えればいいんだから」
と教えてくれました。
セミナーを聴くときは「置き換える」
こちらも坪井さんのお話。セミナーの聴き方ですね。
①直接置き換え=成功事例をそのまんま真似する
これが一番カンタン。
だけど、即効性はあるけど続かないことが多いってのがデメリット。
続かない理由としては、それをやることが「好きか」どうかがポイントになっている。
坪井さんのブログで詳しく解説されているのでこちら↓もどうぞ。
②中間置き換え
ここだけなぜかメモしてなかったので、坪井さんのブログ記事から一部引用します。
「卸」の業態から見た時に、「メーカー」「小売」で当たり前で普通のこととされていることが、「卸」業態の中ではでは、とても斬新で革新的なことがあったりします。
これを、そのまま自社に組み入れると「卸」業態の中では突き抜ける可能性がある、という論法です。
③本質置き換え=自社・自分に置き換える
他社で起こっていることを自社・自分に置き換えて実践してみようということです。
無理な安売りが招いた悲劇
坪井さんのオープニングに続いて講演してくださったのは、大阪でクリーニング会社を経営する壁下陽一さん。
インターネットを活用した販促について話してくださいました。
お父様から会社を継いだ壁下さんは、まずはじめに安売りスーパーの真似をしてチラシを作ったそうです。
その結果はなんと対前年150%UP!
しかし…
安売りの価値は分かりやすい。なぜなら得だから。
でも、ずっと安売りをしていると弊害もあります。
何かというと、「安いのが当たり前。他のは高い。」
お客さんがそう認識していってしまうこと。
たしかに、いつもいつもセールしていると、お客さん側も感覚が変わってきてしまって、「なんだ今日は安くないのか」という風に思ってしまいますよね。
ディスカウントスパイラルからの脱出
宅配クリーニングを始めて、お客様の「面倒くさい」という不便を解消することで、クリーニングの1点単価・1客単価がUP。
さらに壁下さんは、
「店名知ってもらわなきゃ始まらない。知らないんだという前提で考えなければいけない!」
と、あらためて自店の強みをお客様に伝え、さらにお客様との関係性を深めるために「個」を発信し続ける、ということをやってこられたそう。
また、伝える手段・方法としては自分たちに合った媒体を選ぶことが大切と仰っていました。
壁下さんの会社でやっていることは、ニュースレター、ブログ、Facebook、これだけだそうです。
ニュースレターは何を書けばいい?
- プロとして当たり前のことを書く
- 売り上げにつながらないことを書く
- ブログでテストマーケティングする。←いいねの数やシェアされた数で計れる。
- ニュースレターを入れる封筒も、目につくようにデザインを工夫する
原稿は自分で書く、まずは書いてみる。とにかくそれの繰り返しだと言います。
ニュースレターには綺麗なデザインが求められているわけではなく、大切なのは想いを伝えること。
壁下さんは「いつも手紙ありがとう」と言われたこともあるそうです。
ブログで有益な情報を発信する
壁下さんはクリーニング屋さんなので、例えば「水が違うから外国の洗剤は合わない、洗剤が残ったりするので、洗剤は国産のが良いですよ」など。
ブログの良いところは、財産として残るし、SNSによって自分の知らない所で広がっていくこともあります。
Facebookのコツは「マジメに投稿するか、マジメにボケるか」
上手い人はこのメリハリがついているとのこと。
あとは自分のキャラクターを意識しつつ、「見ている人が反応しやすいこと」を心がける(写真を載せるなら、その写真に一瞬でツッコめるか?など)。
出来るだけ「個」を出す
自分のことを伝えるには就職活動などで使う「履歴書」がもってこいだとひらめいた壁下さんは、何と履歴書のテンプレートをダウンロードし、Wordで編集して配ったそうです。
学歴や電話番号を入れてみたら、自分と同じ幼稚園のバスのお姉さん達から連絡が来たそうで、これには驚きました。
ちなみにこの履歴書の手法は、その店の顔になる人がやると有効だそう。
まとめ
- ニュースレターは、とりあえず自分で書く。
- ネットを活用するならまずブログから。そしてFacebookやTwitterに。ブログは、ニュースレターのネタにするのにも役立つし、どの内容の発信が相手に響くかのテストにもなる。
- 自分らしく書く。
- 初めは難しいし、伝わらない。でもそこでやめずに続けていこう。
ここまでがセミナーの午前の部でした。
思いのほか長くなったので、次回に続きます!
販促物作り応援セミナーの記事(全3回)
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