「研修に行かせてほしい」と自分から言わない社員はヤル気がないのか?

ちょっと前に書き始めて下書きのまましばらく放置してた記事です。

やっぱり書き始めたら一気に仕上げてしまわないといけませんね。

熱い気持ちで書き始めたのに、時間を置くことで鮮度が失われていき、熟成を通り越して腐ってしまうところでした。

 

自分の考えと近いなと感じた記事↓のおかげで、書きたい気持ちが復活してきたので書き上げます。

仕事における「モチベーション」の正体とは何か?③ | TOSBOI STUDIO
「モチベーションの前提は、具体的な目標があること」という話があって、経験上、それは確かにそうだと私も思う節はあるのだけど、仮にそれが正しいとすると、私は、今、これといって目標らしい目標を持って生きているわけではなくて、あったとしても、とて…

 

ただ、「社員のモチベーションが上がらないんですけどぉ。」と漠然と相談されても、「私も知りまへんがな。」となってしまうので(笑)、

まずは詳しく詳しく聞いてみないと、分からないということなんですけどね。

時々、「モチベーションは常に低く見えるけど、任意の実績だけは常に出し続ける社員がいたとして、その人のモチベーションは高いか低いかどっちですか?」と聞くことがありますが(笑)、

そういう極論を聞かないと、ご相談者の本意が分からないことはよくあるのです。

まぁ、大抵は、「自分が気にいるように思い通りに受け答えして、動いてくれて、実績も出してくれる社員が欲しい」という、全部欲しいということになって(笑)、

出典:仕事における「モチベーション」の正体とは何か?③

 

会社では新人研修、管理職候補生研修など社員に対して様々な研修を行います。

  • 新入社員のときには、社会人として恥ずかしくない振る舞いを身に付けてもらうためにマナーを学ぶ
  • 将来的に管理職として会社を支えて欲しい人には部下との関わり合い方などを学んでもらう

 

研修は社内で行うものもあれば、外部研修もあります。

いずれにせよ、研修に送り出すということは「社員にこうなってほしい」という願いが込められているのです。

 

冒頭の「社員のモチベーションが上がらないんですけどぉ。」のように、「社員が自ら研修に行かせてほしいと言わない、やる気がないのだろうか」というような投稿をインターネットやSNS上で見かけることがあります。

 

確かに、自分から研修への参加を志願する人は意欲が目に見えて会社としては嬉しいでしょう。

ヤル気がある、と分かりやすいです。

 

しかし「研修に行きたいとは思わない」というように消極的な人もいます。

上記の人と対比すればヤル気がないように見えるかもしれませんね。

 

しかし、それだけで「ヤル気がない」と判断するのは早計だと思います。

  • 普段の業務をしっかりこなしている
  • 指示された研修には参加している

のであれば、自ら研修に行かせてほしいと言わないことをもってマイナス評価にまでしなくていいんじゃないでしょうかね。

自ら志願する人をプラス評価とすればいいだけで。

 

研修に消極的な人は、もしかしたら現在の仕事をこなすことで精一杯なのかもしれません。

平日帰宅してから、あるいは休日に本を読むなどして独学で勉強しているから、外部の研修にまではいかなくていいやと思っているのかもしれません。

はたまた、その人のデスクには勉強用の資料が並んでいるかもしれません。

 

自ら研修を志願する人であっても、研修マニアというか、研修に参加するだけで満足してしまうような、参加することが目的になっているような人には気を付けなければいけません(笑)

 

冒頭に紹介した記事中の

「自分が気にいるように思い通りに受け答えして、動いてくれて、実績も出してくれる社員が欲しい」

という全部を満たす人はなかなかいません。

「自分が気にいるように思い通りに受け答えして、動いてくれ」る人材が欲しいなら、次の求人の際にそう発信すればいいでしょうし。

 

そうは言っても、新しく人を雇うのは簡単ではありません。

 

今いる社員に向けてできるのは、1人1人の性格などの特徴を見極めて、その人に合った方法で研修を提案することです。

 

社員は人それぞれ。

研修が好きな人なら「やりたいのあったらドンドン行っていいよ」と言えばいいし、研修には別に興味なくて普段通りやるのが好きって人なら「これ行ってきてね」とこちらから指示を出せばいいんです。

 

基本的に研修は会社から「これ行ってきてね」と指示を出すものだと思っています。

それが社員教育でしょうし。

自分から行かせてほしいという人がいたらラッキー、ぐらいの考え方でいいんじゃないかなと。

 

なので、

「自分からこの研修行かせてくださいと言いなさい」

「何で自分からこれ行かせてほしいって言わないの?やる気がない!」

と叱らずに、「こういう力を付けてほしいからこれ行ってきてね」と言えば良いだけの話だと思います。

 

実際問題、研修に行くとなると、通常業務をキリのいいところまで終わらせたり、突発的な出来事が起こったときのために引き継いでおく、いつものルーティーンと違うことをする、わざわざ会社と違う場所に行く、などなど面倒な側面もあります。

 

が、私は割と研修は好きな方です。

自分を高めることは自分のためになり、会社のためになり、それが結果的には自分や家族をより幸せにすることに繋がると思っているので、興味があるものはなるべく参加するようにしています。

社外研修であれば、行ったことのない土地に行けたり、その土地の美味しいものを食べられたりと、ちょっとした旅行気分も味わえるので、それも研修が好きな理由のひとつですね(笑)

 

投稿者プロフィール
熊木 勇太

1987年生まれ。株式会社リバースジャパンのWeb担当として、ウェブサイト・SNSの更新、製品カタログ等の販促物制作、社内環境整備を担当。大学卒業後は印刷会社に入社。営業として様々な印刷物・Web制作に携わる。この体験から、企業が自ら情報発信して伝えることの大切さを感じ、リバースジャパン入社後はWebサイトリニューアルやSNSでの発信、パンフレット等の新規作成など情報発信に務めています。高校生の頃に鑑賞して以来、長岡花火が1年で最大の楽しみです。

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