パソコンを整理していたら、以前参加したセミナーレポートが出てきました。
こんなのです↓
新潟IPC財団では、事業の役に立つ色々なセミナーを毎月開催しているのですが、参加費はなんと500円!
ワンコインで専門家のお話が聞けてとってもお得です。
過去に何度かこのセミナーに参加したのですが、そのたびに当日の配布資料や受講中に書いたメモをもとに上記のようなレポートを作成しています。
せっかく聞いたこと・学んだことを忘れないようにするためです。
こうして形に残すためには、自分の中で話の流れだったり要点を整理する必要があるので、その作業をすることで結果的に自分に落とし込むのにとても役に立ちます。
作成したレポートは自分だけが見るのではなく、上司や社長にも見てもらえるようにしています。そうすると、実際に参加したのは1人でも、その内容を大人数で共有できるのです。
他の人に見せる、ということは自分だけが読んで理解できるレポートでは全く意味がないということです。
リアルの場で話を聞いてきた自分ならこういう表現で理解できるけど、レポートの文面だけしか見ていない人に伝えるためには言葉を尽くして表現する必要があります。
そのためには書き方・構成などをよく考える必要があるので、これもまたトレーニングになります。
レポートを作ることは、
- いつでもそのときの内容を振り返ることができる
- 自分が内容を理解するのに役立つ
- 実際に受講していない人にも同じ知識を共有できる
- 他の人に物事を伝えるトレーニングになる
と、良いことづくめなのでおすすめです。
このセミナーレポートも、パソコンの中に眠らせておくだけではもったいないと思ったので今回記事にしてみました。
ちなみに以前もセミナーに参加したときのことを記事にしていますので、ご興味のある方はこちらもどうぞ。
(このときはレポートを作ろうとしていたけど結局放置し続けてたので「これはマズい」と思って記事にしたんですね。上で言っていることとやってることが違うじゃないかという…笑)
さて、いよいよ本題です。
以下の記載の中で青文字になっている部分は現在の視点から見た補足などです。
~情報発信力を高めよう!~売上アップにつながるホームページの改善ポイント
2015年5月27日(水)18:30~20:30 IPCビジネススクエアにて
講師は伊藤善行さん。
「ご縁の宿伊藤屋」5代目番頭、「レストラン&バー こさど」3代目店主。1975年、新潟県佐渡島生まれ。小学生の頃からコンピュータに親しみ、現在はそのシステム開発能力を地域活性化などに活かしている。HP制作やSEO対策、オンラインゲームの開発を手がける一方、アートカフェオレやフレアバーテンディング、トレッキングガイドなどその活躍の場は広い。
当時のセミナー告知チラシ記載(だったかな?)の講師紹介なので、変わっていることもあるかもしれません。
これからホームページを改善する場合のポイント
- 共感や信頼を得られる内容があるか
(例)口コミ、実績など - 改善した結果をアクセス解析で分析できるようにする
Googleアナリティクス、Googleウェブマスターツール(注:現在は「サーチコンソール」という名前)などで分析 - ブログやSNSを有効活用する
- IDやパスワードなどのセキュリティを強化する
ホームページ管理はここをチェック!実例に学ぶ改善ポイント
なぜそうなった!?実際に遭遇した制作失敗事例や手直し案件
ホームページ制作もしている伊藤さんが実際に遭遇した事例。
【ケース1】サーバー代金・CMS代金が高すぎる
そのサイトに合った適切な料金プランのサーバーに切り替えた。
【ケース2】カメラマンが画像の著作権を主張してきた
「自由に使っていいよ」という口約束だったので、きちんと契約をすること。
【ケース3】なぜ!?メールが届かなくなった!
閲覧済みのメールをサーバーから削除していなかったため。受信したメールを10日後にサーバーから削除するよう設定。
ケース3のトラブルは以前弊社でも起こりました。
サーバーは「郵便受け」、メールソフト=郵便受けから郵便物を取るといる例にすると、郵便物(メール)のコピーを郵便受け(サーバー)に残す設定にしている場合、定期的に郵便受けを空にしないと郵便受けがいっぱいになってしまって新しい郵便物が届かない、ということのようです。
意外と疎かなIDとパスワードの管理
増えるIDと増える被害
Twitter、Facebook、LINEの乗っ取り、Gmailアカウントの不正アクセスなど。
「ソフトウェア名+単純な数字」や「他のサービスと同じものを使い回し」は大変危険。
もしものときのホームページデータ復旧
ホームページデータを復旧するために最低限必要なのは
- サーバーへアクセスするアクセス権
- ホームページのバックアップデータ(画像含む)
- データベースのバックアップデータ(データベースを利用していれば)
- データベースへのアクセス権
復旧する「方法」は分からなくても、アクセス権とバックアップは取っておきたい。
効果的な情報発信とは
自社ホームページだけでは、実は見られていないかもしれない
自社のホームページを更新したとしても、「お知らせが来ないので分からない」「わざわざ検索して見に行かなければ情報が得られない」ので、見られていない恐れがある。
すると、自社ホームページだけではなく、他の方法でも発信する必要がある。
どんな発信方法があるか
伊藤さんが使っている発信手段
- ブログ
…記事を書いて常に新しい情報を提供 - SNS(Facebook、Twitter、Google+)
…売り込みではなく、お客様との親密度向上 - ソーシャルブックマーク(はてなブックマーク)
- 動画投稿サイト(YouTube、Vimeo、Dailymotion)
…視認性向上 - プレスリリースサイト(Value Press、ゼロ)
…企業におすすめ - まとめサイト(NAVERまとめ)
発信するときに大切なのはタイトル
地域+主キーワード+関連キーワード を盛り込んだタイトルを付ける!
(例)「佐渡 旅館 合宿」「佐渡 朱鷺 撮影」「新潟 ブランド牛 お店」など
検索されそうなキーワードを予測することが大切。しかし欲張ってキーワードを入れすぎないということにも注意が必要。
ブログタイトルも同様。「今日は」なんていうタイトルのブログは読まない。
伊藤さんが記事を書くときに気を付けていること
- 内容が分かるようなタイトルを付ける
- 写真はなるべく綺麗なものを使う
- 重要なところは文字を修飾して目立つようにする
- 画像には必ずタイトル(キャプションと代替テキストのことかな?)を付ける
画像にタイトルが付いていないと画像検索に引っかからない - 自社に関連した記事を書く
あまりに日常が多すぎると、それはもはや日記である - 必ず自社ホームページへのリンクを入れる
ソーシャルメディアの効果的な活用法
SNSをやる意味とは?
- 情報の伝播力、即時性がある
- ユーザー数の多さ、生の声が聞ける
人が集まる9か条
- 人は人が集まる処へ集まる。
- 人は、快適な処へ集まる。
- 人は、噂になっているところに集まる。
- 人は、夢の見られる処へ集まる。
- 人は、良いモノがある処へ集まる。
- 人は、満足が得られる処に集まる。
- 人は、自分のためになる処へ集まる。
- 人は、感動を求めて集まる。
- 人は、心を求めて集まる。
これはソーシャルメディアも同様。
「個人の情報発信」と「お店の情報発信」の使い分けが必要
個人でも発信していて、なおかつお店でも発信している場合に、両者を混同してしまっている場合があるが、この2つは使い分けることが必要である。
個人の情報発信
- 何を体験し、何を感じたか
- 生業としているものを感じさせる
- 共感しやすい発信
- 「あの人は○○な人」という思い出しやすいキャラづくり
- 誠実さのある投稿、信頼してもらえるような投稿
ドジや失敗したことも隠さずに
お店の情報発信
- お店の商品の良さをPR
- お店の周辺情報
- どんな場所で、どんな人がいるか
- お店のリアルタイム情報
休業日のお知らせなど - コメント等リアクションしやすい投稿
「○○だということをご存知ですか?」と問いかけてみる、など
「文字」「画像」「動画」の伝わり方の違い
文字
- 日時や数値など、正確に伝えることに適している
- その一方、読み手の想像力にゆだねてしまう部分がある
画像
- 視覚を通じて具体的なイメージを伝えられる
- 雰囲気は伝わるが、細かいことは説明が必要となる
動画
- 動きを伝えることができる
- 一定時間見続けなければならず、見ている人の時間を奪ってしまう
スマートフォンの普及と対応について
今ではパソコンよりもスマートフォンからの閲覧が多くなってきており、楽天やAmazonはスマートフォンユーザーがパソコンユーザーを超えている。
自社ホームページはGoogleからどのように見られているか?
Googleのモバイルフレンドリーテストでチェックできる。
弊社のホームページをチェックしてみると…
モバイルフレンドリーではありません(!)
当時(2015年)は、2月にホームページのリニューアルを行ったばかり。このときはスマートフォン対応はひとまず見送られました。が、近いうちに一部ページだけではありますがスマートフォン対応を進める予定です!
非常に長くなってしまいました(笑)
「こうすると良い」という話だけでなく、「私はこうしています」と伊藤さんご自身の体験というか具体例を挙げてくださったので分かりやすかったです。
その人が実際にやってみたこと、その経験を交えることで、聞いた人が「まずは講師の人の真似をしてみよう!」と悩まずに行動し始められるきっかけにもなると思います。
「さぁ、やってみましょう!」と言われるより、具体的に「これをこうしてみましょう」と具体的に言われると動きやすかったりします。
私がそのタイプなので(笑)
自分が相手に何かを伝えるときも、「こうすると良いと言われていますよ」という一般的なことだけでなく、自分が実際にやってみた体験も一緒に伝えたいなと思いました。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
今日は以上です!
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