商品POPとして店頭でも使えるような工夫をしたチラシ

長い仕掛案件だった販促支援チラシがやっと完成しました。

エチレンガスを低減して野菜の鮮度を保つという袋(「テラパック」といいます)のチラシです。

 

この製品は、ありがたいことにお客様からの評判は非常に良いです。

しかし、誰かに紹介したりする際にお渡しする資料がなくて、これまではご不便を掛けていました。

これからは製品をただ作るだけでなく、販売店様のサポートが出来るようになっていきたいと思っていますので、そのためにもきちんとした資料が必要だということになり、急ピッチで進めてきました。

社長が作った原案があったので、全くのゼロからの作業ではなかったのが幸いでした。

 

完成したチラシがこちら。

横バージョンのチラシ

横バージョンのチラシ

 

縦バージョンのチラシ

縦バージョンのチラシ

 

A4サイズ、縦と横があり、置く場所等に応じて好きな方を使っていただけます。

チラシ右下のお問い合わせ欄は空欄になっており、販売店様でお店や会社名のスタンプを押したりシールを貼ったりして使っていただくことを想定しています。

 

実はこのテラパック、今回のチラシの前にも第一弾として作ったものがあります。

本で学んだ通りに実践してみたらチラシの見た目が少し良くなりました
販促物作成を担当し始めてからこれまでの間、不慣れなillustratorやPhotoshopをやっとのことで操作して名刺やチラシ、パンフレットなどいろいろなものを作ってきました。 おかげでillustratorやフォトショップ...

ただこの時は内々で使っただけで、販売店様には確か配布していなかったと思います。

この時から比べると少しはレベルアップしたかな?

 

さて、今回のチラシはチラシとして使うのはもちろんのこと、壁に貼ったりラミネート加工をしたりすればあっという間に商品POPに早変わり!

商品POPとしても使える、という想定です。

 

反応の出るPOPを書く時のポイントは『商品名からアピールしない』こと

「POPとしても使えるような内容にしたい」と考えていたときに非常に参考になったのが、こちらの記事です。

売れるPOPの書き方 | 松野恵介 マーケティングコンサルタント GAEA
販促物の基本であり、何度も書きかえられて練習にもなるし、結果もすぐに分かる『 POP(ポップ)』小売店をされて

 

一番ビックリしたのが、反応の出るPOPを書く時のポイントは『商品名からアピールしない』ことでした。

自分の体験を振り返っても、確かに商品名と価格から書いてある(もしくはそれだけしか載ってない)POPだと、ありふれていて他のPOPに埋まって目が止まらないし、欲しいという思いもあんまり湧きません。

しかし、記事中にある工夫をすると確かにおぉっ!とつい読んでしまうな、と納得。

お時間があればぜひ読んでみてください。

 

その製品はお客様にとって、どう嬉しいのか

商品名から書かずにキャッチコピーから始める、ということを学び、早速やろうとするも、ここが一番難しい(笑)

なので先日の研修(下記)で学んだことを活かしてみました。

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リバースジャパンのWeb担当スタッフ・熊木が発信するブログです。

 

この製品でお客様はどう嬉しいのかを考えた結果、製品の特長でもある野菜が長持ちするということを前面に出しました。

その後に、どうしてそうなるのかという根拠(エチレンガスを低減)であったり、その他のメリットや読んだ人が疑問に思うであろうこと(ジッパーなしで色々な大きさの野菜が入る、繰り返し使える)を書き、実際に使っているお客様の声を載せることで不安を和らげる。

という順番にしました。

 

「この商品良いじゃん」と思ってもらってから、「じゃあ商品名は?→これです」「価格は?→○○円です」という流れ。

出来上がったたたき台を社内全員で見てみたら、この流れがしっくり来て、しかも分かりやすかったんですよね。

 

人は「○○という商品」が欲しいんじゃなくて(商品名が知りたいんじゃなくて)、自分に良いことをもたらしてくれる物が欲しい(良いことをもたらしてくれる物の存在を知りたい)んですもんね。

そう考えるとこのPOPの作り方は理にかなっているのかなと納得しました。

 

この製品を皮切りに、消臭効果のあるフローリング用ワックスなど、他の製品チラシもどんどん作っていく予定です。

ただラインナップしてるだけじゃダメで、伝えなきゃ存在しないのと同じ。

「こんな特徴があって、こんなお悩みを持つあなたにきっとピッタリだと思います」という風に、たった1人に向けた手紙を書くような感覚で作っていこうと思います。

 

今回取り上げたテラパックについては、弊社サイトの製品詳細ページをご覧ください。

※今後、テラパックの特設ページも作る予定です。

 

投稿者プロフィール
熊木 勇太

1987年生まれ。株式会社リバースジャパンのWeb担当として、ウェブサイト・SNSの更新、製品カタログ等の販促物制作、社内環境整備を担当。大学卒業後は印刷会社に入社。営業として様々な印刷物・Web制作に携わる。この体験から、企業が自ら情報発信して伝えることの大切さを感じ、リバースジャパン入社後はWebサイトリニューアルやSNSでの発信、パンフレット等の新規作成など情報発信に務めています。高校生の頃に鑑賞して以来、長岡花火が1年で最大の楽しみです。

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