普段は内勤(製造・出荷、ウェブサイト管理など)で外に出る機会はめったになく、名刺もほとんど使わないのですが、久しぶりの外部研修参加をきっかけにリニューアルしました。
参加してきた研修はこちら↓
非常に面白い研修でしたので、ご興味があればこちらも読んでみてください。
これまで使ってきたのは二つ折り名刺で、全4ページ。下記記事の前半部分にどんな内容になっているかが書いてあります。
ザックリ言うとこんな構成でした。
- 1ページ目(表紙)はいわゆる普通の名刺と同じように会社名・氏名・連絡先など
- 2~3ページ目(開いた中面)は、「~をご存知ですか?」という問いかけから始まる読み物風の会社紹介
- 4ページ目(裏表紙)は自己紹介
このままでも十分使える内容なのですが、作ってから1~2年経ち、その間に色々学んだことを活かしたものを作ってみたいという想いに駆られて、リニューアルすることを認めてもらいました。
まずは構想づくりからスタート
リニューアルするといっても、いきなりパソコンでデザインし始めるのではなく、まずは構想を練るところから。
表紙では何を伝えて、中面はこうして……ということを手書きで書き留めます。
私は構成を練る際、上記写真のような用紙を使っています。
この用紙は下記ブログ記事に出てくるものを真似してExcelで作りました。
「すごい名刺」が帯広に広まる日はそう遠くない!? すごい名刺セミナー in 帯広 開催しました!|販促ヒント満載!すごはん まっす~のブログ
※外部サイトに移動します。
このブログは、すぐに行動できる販促のヒントが満載で、上記記事以外にも役立つものがたくさん。私もよく参考にしています。
表紙(1ページ目)
いわゆる「普通の名刺」に、会社のキャッチコピーや自分の写真をプラス。
どんな事業をしているかが社名から連想しにくい会社なので、初めてあった人にもパッと伝えられる言葉を会社全員で考えました。
また、今までは自分の写真は恥ずかしくて載せていなかったのですが(社長の名刺は写真アリでしたが)、自分がもらった名刺を見返してみると、写真が付いている方は思い出しやすくなるんですよね。
なので今回から私も写真を入れることにしました。
中面(2~3ページ目)
表紙で書いたキャッチコピーを補足する形で、想いや会社設立エピソードを載せました。
そして、「これを読んでくださったあなたに、私たちはこんなことでお役に立てますよ」と自社の強みを伝える意味で、代表製品を紹介しています。
そして自社サイトへの誘導(URL・QRコード)を入れました。
この面では「あれもこれも」と色々詰め込みたくなるんですが、名刺はスペースが限られています。
無理に全部盛りしてしまうと、文字が小さくなって読みづらくなったり、ゴチャゴチャして何を伝えたいかが分かりにくくなったりします。
なので、ざっくりと一番特徴的なことを伝えて自社を認識してもらい、興味を持ってもらってウェブサイトに誘導するのが良いかと思います。
他に紹介したいことはウェブサイトで見てもらうスタンス。
名刺で全部伝えるんじゃなくて、あくまでもウェブサイトへのひとつの導線って認識でいいんじゃないでしょうか。
こちらの記事が非常に勉強になり、共感しました。
名刺はホームページへの強力な導線の一つとして連動させるもの
外部サイトに移動します。
※上記記事がサイトリニューアルに伴って消えてしまったので、また復活しているのを見つけたらリンクを貼り直します。
最初は8ページとか冊子的な名刺にしようかと一瞬思いましたが、やっぱり二つ折りにとどめることにしました(笑)
限られたスペースで行うことで、いかに分かりやすく表現できるかというトレーニングになりますし。
裏表紙(4ページ目)
表紙・中面で書いた「会社としてできること」に加えて「個人としてできること」を交えた自己紹介を入れました。
私たちはこんな会社です、そしてそこで働く私はこんな人間です、といった具合に。
最近はTwitterやFacebook、ブログの発信にも力を入れ始めたので、そこへの誘導もしっかりと入れました。
どんな名刺が出来上がったか
前職であるウィザップに印刷してもらいました。
構想通りに仕上げられたし、簡潔にまとめられて良かったです。
自己満足ですが…(笑)
名刺を直して良かったなと感じたこと
名刺を見直してみたら、長い間悩んでた「自分は何者なのか、自分の価値は」が少しだけ整理できた気がします。
名刺交換ってほんの数分だから、いかに分かりやすく書くかが本当に難しい。
でも短時間で相手に伝えるって大事だから、ぜひ名刺には力入れるべき。
名刺に力を入れると、自社の想い・ストーリー・強み等を端的に相手に伝えるのが楽になります。会社での自分の役割も明確にできるし。
少しでいいから趣味等を書けば人間味が出て親近感も湧くので、懇親会とかの話題作りにもなって良いです。
本記事途中で紹介した「販促ヒント満載!すごはん まっす~のブログ」の記事でもこのように書かれています。
自分の魅力が伝わる名刺があれば、もう名刺交換で会話が途切れて、気まずい思いをすることがありません。
初対面が苦手!
名刺交換の時、いつもしゃべることが無くて気まずい時間が流れて苦痛!
一度逢った相手に自分のことを覚えて欲しい!
自分の本当の魅力を伝えたい!
そんな方は、まずは名刺を変えてみましょ♪
私は初対面の人と話すのがあまり得意ではなく、名刺交換や懇親会の時間が苦手なので名刺に喋ってもらおうと思ったのです。
そうしたら、つい先日こんなことが。
新しい名刺の裏面は自己紹介を載せてます。先日お会いした方が裏面を読んでくれて、「長岡花火好きなんですね」「印刷会社にいたんですか」「実は私も~」と話が展開していきました。経歴や好きな物とか、共通点があると普通に話すよりも話が盛り上がるし話題に困らない。自分をさらけ出すって大事。
— 熊木勇太|化学物質を低減する建築資材メーカーのWeb担当 (@kuma_42) 2018年6月21日
私と同じように話すのが苦手な人がいたら、ぜひ名刺に力を入れてみてください。
そうすると名刺交換や懇親会の場でも少しずつ話せるようになると思います!
あとは営業以外の部署の人も名刺に力入れると良いんじゃないかと思います。
「あまりお客さんと直接会わないからフツーの名刺でいいか」ではなく、あまりお客さんと会わないからこそ名刺を変えるんです。
営業さんであれば、何度もお客さんにお会いして伝えたり、トークで伝えたりすることができます。
営業以外の部署の人だと、お客さんと何回も会うチャンスはそう多くなく、営業さんのようなトークスクリプト(営業トークの台本)を持っていないことが多いんじゃないでしょうか。
だからこそ、名刺交換・懇親会等での一期一会の機会に、きちんと会社の価値・自分の価値を伝えられるような名刺を持っていると必ず役に立つと思います。