ご無沙汰しています、リバースジャパンのブログ担当、熊木勇太です。
いよいよ7月、2016年も半分が終わりましたね。
なんだかあっという間に過ぎていった印象です。
そして気づけば前回の記事からなんと1か月半もの間、まったくブログを書いていませんでした…
間が空いてしまうとそれがクセになってしまっていけませんね^^;
さて、先日Facebookではお伝えしましたが、ようやくリバース工法パンフレットのリニューアル版が完成しました!
「パンフレットが新しくなりますよ!」とか「もうすぐできますよ!」とお伝えしてきましたが、ようやく皆さんにお届けできるようになりました。
今日はこのパンフレットができあがるまでの舞台ウラをご紹介したいと思います。
今回のパンフレットリニューアルの舞台ウラとともに「印刷物制作の流れ」や「印刷物をお願いするときに依頼者側はどんなことをすればよいのか」なんてことについても書いてみたいと思います。
舞台ウラ①まずはここから。「リニューアル案づくり」
パンフレットを新しくしよう!と決めてリニューアル案を作り始めたのが昨年の7月。
ちょうど1年前のことでした。
(もうそんなに前のことなのかと、書きながら自分でも驚いています)
「どんなパンフレットにしようか?」
「誰に伝えたいんだろう?」
「伝えたいことは何だろう?」
「私たちが提供できるメリットは?」 などなど…
そんなことをひたすら考え抜いて、リニューアル案をまとめました。
リバース工法の特長など、情報を整理して分かりやすくするのはもちろんのこと、リバース工法の良さだけを伝えるのではなく、読む人にとって役に立つ情報も入れることに。
はじめのこの段階でしっかりと考えて、これからリニューアルを進めていくにあたっての「軸」をつくりました。
途中でどんな風にすればよいか迷ってしまっても、ここで決めたことに立ち返ればいいので、この工程は後々に大いに役立ちます。
舞台ウラ②「制作会社さんに相談」
リニューアル案がまとまったら制作会社さんに相談します。
打ち合わせの際にはこんなものを用意するといいかもしれません。
上の写真の資料は、まず私たちのことを知ってもらいたいと思ってつくったものです。
パンフレットづくりに限らず、まず自分たちが何者で、何をしている会社のか、なんてことをきちんとお伝えすることが大切なのかなと思います。
そしてパンフレットリニューアルの相談。
「こんな風にしたいんです」という熱い想いを伝えます。
制作会社さんに伝わらなければ、お客様に伝わるパンフレットなんてできません。
そのためにも「誰に伝えたいのか」「何を伝えたいのか」などを一生懸命考えて、きちんと整理しておくことが大切です。
制作会社さんは販売促進のプロですが、伝えたい「想い」は依頼者の中にしかありません。
これだけは制作会社さんが用意することはできないんです。
「お任せするから何か良いの作ってよ」というスタンスでは絶対に良いものはできません。
依頼者が「伝えたい熱い想い」を用意して、制作会社さんがその想いをカタチにしていく。
そんな風に依頼者と制作会社さんとがガッチリとタッグを組むことで伝わる販促物ができていくんだと思います。
共感した記事のご紹介
この記事↓がオススメです。お時間があればぜひ読んでみてください。
以前勤めていた職場の尊敬する先輩のブログです。
その中から一部引用しますね。
商品やサービスに込めた「想い」はあなたにしかありません。
だから印刷会社に販促物を頼むときは「全部任せる」ではなく、まずは「想い」を伝えてみてください。出典:BABLOG
舞台ウラ③「原稿づくり」
どんなパンフレットを作りたいかを伝えると、制作会社さんが提案をしてくださいます。
どのページでどんなことを伝えるか、といったページ構成などです。
それに基づいて各ページの原稿をつくっていきます。
これがなかなかしんどい作業で、実際に一部の原稿づくりが間に合わず、制作開始が遅れてしまいご迷惑をかけてしまいました。
はじめに、手書きでザックリとしたものを作ります。
この段階はキレイに書くとかは気にせず、とにかく頭の中にあることを全部書き出すイメージです。
絵が絶望的に下手なのは気にしないでください(笑)
高校の美術の成績「2(5段階中)」ですから。
次に、見出しなどを意識して清書します。この段階でもまだ手書きです。
ここまで完成したら、いよいよパソコンで打ち込みます。
Wordなどを使って、ひたすら入力するだけです。
できあがった原稿のデータを制作会社さんに渡したら完了!
こちらがやることはひとまずここまで。
あとは制作会社さんからの連絡が届くのを待ちます。
舞台ウラ④「校正」
原稿のデータを渡すと、次の作業は「校正(こうせい)」です。
制作会社さんが、パンフレットのレイアウトに文字や表・写真などの原稿を入れて紙面を作ってくれます。
その内容と原稿とに違いがないか、誤りはないかなどを確認する作業が「校正」です。
原稿と紙面に違いがないかを確かめるだけでなく、「やっぱりここを直そう」など、内容自体に修正が入ることもよくあります。
「もう直すところはないね」という状態になるまでこの作業を繰り返していきます。
ちなみに直すところが無くなった状態を「校了(こうりょう)」といい、校了になるといよいよ印刷に進みます。
校了が近づくと「本当にもう直すところはないか?」といつも神経質になってしまいます。
舞台ウラ⑤「納品」
校正が終われば、あとは印刷・製本されて納品されるのを待つだけになります。
私も今回のリニューアルでは何度も何度も校正しましたが、それでもやはり「もう間違いはなかったかな?」とソワソワして納品の日を待っていました。
印刷に進む前には、印刷部数の決定や使用する用紙をどんなものにするかなど、色々決めることはありますが、このあたりは制作業者さんに聞いてみてくださいね。
そして先日無事に納品。
こうして完成した新しいリバース工法のパンフレットは、弊社製品販売店のアルコバレーノ様から、少しずつ皆さまのもとにお届けし始めています。
お手にとって読んでいただけたら嬉しいです。
パンフレットは弊社ウェブサイトの資料請求フォームからも請求していただけます。
販促物をつくるときに大切なこと
パンフレットを新しくしようと決めてから納品されるまで、制作期間はおよそ1年にもわたりました。
共に同じ方向を向いて進んでくれた制作会社さんにはとても感謝しています。
これだけ長い時間を共有すると、「発注者と受注者」という関係ではなく、「パートナー・戦友」という感覚になります。
販促物づくりに限りませんが、この感覚って大切だと思います。
前述の舞台ウラ②と重複してしまいますが、良いものができるときってのはやっぱり依頼側・制作側双方に熱意があるときなんですよね。
制作会社さんに丸投げしたって良いものはできない。
その会社の想いはその会社自身しか持ってないから、「こういうことを伝えたいんです!」ということをキチンと伝える。
依頼者側は熱い想いはあっても伝える方法が分からない、それを伝えてくれるのが制作会社さん。
そんな風に両者が力を合わせて、二人三脚でつくっていく。
それが販促物づくりで大切なことなんじゃないかなと思います。
ちょっと熱くなってしまいましたが、印刷物制作のウラ側・そしてリニューアルを通じて感じた、販促物づくりで大切なことをお伝えしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました(^^)
それではまた次回!(なるべく間を空けずに書きます!)