先週7月5日(日)に令和2年二級建築士試験(学科)を受験してきました。
会場が朱鷺メッセだったので、道が混むかなと思って早く家を出たら思いのほか早く着き過ぎました。
最後までよく理解しきれなかった苦手問題も多く、こればっかり出題されたらどうしよう、得意な問題が多いといいな、なんてビクビクしていました。
ここまできたら腹をくくろうと思い、前々日・前日は軽く要点チェック(過去のテスト集)だけにして、体調管理を優先。
ただチェックリストが思いのほか分厚くて結局“軽く”では済みませんでした。
高校・大学と文系だったため、まず受験資格を得るために専門学校に入学したのが3年前。
新潟日建工科専門学校の建築士養成科(2年間の通信制)で勉強しました。
卒業と同時に受験資格を得られたのですが、色々考えて受験を1年遅らせ、同年12月から日建学院新潟校の二級建築士対策講座を受講。
日建学院の説明会で聞いた職員さんの「合格のレールまでは敷いてあるので、ぜひこのレールに乗ってきてください!」という言葉がかなり印象的でした。
途中で何度も振り落とされそうになりましたが、レールに乗って必死に進んだ結果、自己採点結果では合格点を取ることができました。
- 計画 22/25点
- 法規 24/25点
- 構造 23/25点
- 施工 22/25点
- 合計 91/100点
あくまでも日建学院発表の解答速報による採点ですし、マークミスがなければの話なので、8月の正式な合否発表が出るまでは分かりませんけどね。
日建のセリフは超強気だなぁと思ったのですが、いざ試験が終わってみるとその言葉は確かな自信の表れだったんだなと思います。
まだ第一関門を突破した(かもしれない)だけで、2か月後の製図試験にも合格しないといけないんですが、ひとまずここまでを振り返ってみようと思います。
講義のスピードがとても速いので予習・復習しないとあっという間に置いていかれる
日建の講義はビデオ受講。
これが進むスピードがめっちゃ速いです。
講師の言葉をメモしようとするといつの間にか次の説明に移っていたりして、その説明を聞き逃すこともしばしば。
テキストに沿って説明されるのですが、「ここは飛ばします」と簡単にページを飛ばすこともザラにありました。
予習なり復習でテキストを自ら読み込まないといけません。
というわけで予習・復習が大事です。
予習・復習共にテスト形式の宿題
予習はテキストを読みながら(問題の答えが書いてある部分をテキストで探し、読み込んだ上で)解答することが推奨されていました。
講義を受ける前にじっくりテキストを読んできてねってことだと思います。
復習も同じくテスト。
こちらはテキスト見ずにやってみて、間違った問題は解答およびテキストを読み込む。
予習は講義の前日までにWeb提出。
これが終わってないと翌日の講義を受けられません。
講義では毎回小テスト&グループ学習
講義では、最後(最初のこともある)に毎回小テストがありました。
その後はグループ学習といって近くに座っている3~4人でグループになり、答えや解答の導き方について話し合います。
正解した人は分からない人に教える人に教えることで理解度がさらに高まりますし、分からなかった人は分かる人に聞くことで、ビデオ講義やテキストでは分かりにくかった場合でも他の人の説明で納得することもあります。
知らない人同士でもグループになるので、グループ学習をきっかけに話すようになった人もいて、試験会場で非常に心強かったです。
ただ、新型コロナウイルス対策(話し合うことでの飛沫防止?)のためか、途中からグループ学習はなくなりました。
問題集、テスト、模試…とにかく問題数をこなす
日建学院が過去問を厳選して作った独自の問題集があり、これも途中から「次回までに○問解いておく」といった感じで宿題に出されます。
予習・復習の宿題テスト、講義での小テスト、問題集、模試、直前対策のテストといった感じで、とにかく多くの問題を解きます。
テキスト読み込み、講義でインプットし、上記の各種テストでアウトプット。
その都度見直しをして、解答の解説集やテキストで不足している部分をインプットし直す。
このサイクルを徹底的に繰り返します。
自分で計画を立てるのが苦手な人にはおすすめ
仕事をしながらなので結構しんどかったですが、講義はほぼ無欠席、宿題は何度か期限に遅れたものの提出は全て提出しました。
その甲斐もあってか、学科は(おそらく)合格点を取ることができました。
自分でスケジュールを立てるのが苦手、学習に抜けがないか不安だという人にはおすすめです。
さて、本当の合格を目指して、9月の製図試験に向けてまた2ヶ月頑張ります。