Photoshopで画像を編集しようと開いたところ、元の画像よりも圧倒的に黒く(暗く?)表示されるという不具合に見舞われました。
書き出すと元画像の明るさに近いものが出力されるのですが、Photoshopの作業画面上でだけ非常に黒く表示されます。
つい先日使った際はこんなことも起きず普通に使えていたのですが、ある日急にこのような事態に。
カラー設定や環境設定のせいかと思いインターネットで調べるも、特にドンピシャの事例は見つからず。
こんなときは公式サポートを頼るに限ります。
アドビヘルプセンターのチャットから相談。
画像を実際に見てもらい、「○○してみてください」と色々対応を教えていただいたものの、特に解決には至らず。
カラー設定、環境設定などを確認しました。
また、Photoshop2022を使っていたのですが、これを起動するのに必要なスペックをパソコンやモニターが満たしていないことも影響している可能性があるとして、2020でも起動してみましたが症状は変わらず…。
「電話サポートですと実際の画面を見ながらお伝えできます」と言われたのですが、遠隔サポートの設定をするとアドビの方がこちらのPCの画面を見られるようになるんですね。
何が良かったかって、アドビの方が「ここをこうしてください」と操作する箇所を赤い矢印で教えてくれるんです。
何とかの何とかって場所を○○してください、と言われるよりも遥かに分かりやすい。
しかしながら遠隔サポートでも解決に至らず、また後日改めてご連絡をいただくということになりました。
アドビの方も不思議な現象だったのでしょうか…。
そして2回目のサポート当日。
前回同様遠隔サポートの設定をしたうえで対処が始まりました。
あらためて問題の切り分けをします、とのこと。
①Photoshop側の問題なのか
②パソコン自体の問題なのか
まずは①を確かめます。
環境設定ファイルを再作成してみて、直ればPhotoshop側に問題があったのが分かります。
しかし結果は変化なし。
次に②を確かめます。
パソコンのユーザーアカウントを、今使っているものと別のアカウントを作成し、それでPhotoshopを起動して確認。
…原因はこれでした!
新しいユーザーアカウントで開いたフォトショップ上では、元画像と同じ明るさで表示されていました。
ということは、元々使っていたユーザーアカウントに何らかのトラブルが起きて、それが原因で今回の事象が起こったと推測することができました。
では、元々のユーザーアカウントに起きた何らかのトラブルを解消すれば、今まで通りのアカウントでPhotoshopを使えるということか?
と思っていた矢先、アドビの方が仰いました。
「事象を引き起こしたユーザーアカウントのトラブルを特定することは難しいです」
ではどうすればいいかというと、次の2つから選択しなければいけません。
①Photoshopを使うときだけ、新しく使ったアカウントに切り替える
②新しいアカウントを本アカウントにし、元々のアカウントから設定を徐々に移行する
どちらも非常に面倒だったのですが、②を選択しました。
少しずつ元のユーザーアカウントと同じ設定を新アカウントに適用して、ようやく元のPC環境を再現できつつあります。
ユーザーアカウントの新規作成や、元々のアカウントから新アカウントに設定を引き継ぐ方法は検索すると色々でてくるので、お使いのOSとともに調べてみてください。
Photoshopがなんか変だな?カラー設定に異常なし、環境設定ファイルを再作成してもダメ、最後の手段で新しいユーザーアカウントを作って試してみたら解決できたという話でした。