Twitterを見ていたら非常に面白そうな記事がシェアされていました。
「書籍的な文章を書き慣れてない人って、”という”と”こと/もの”を多用しがちなので、この2つを抑えるだけでも文章がシュッとするんですよ」
「という」「こと」をどうすればいいのか
解決編です。これまた自己流ですが、ざっくりと
「という」は消してみる
「こと」は消すか、具体的な言葉に置き換えるだとうまくいく感触があります。
著者の方が自身の記事を実例にして元の表現と修正した表現を載せており、修正した後の文章を見ると、簡潔で分かりやすくなっています。
私も自分の記事で検索してみたところ「という」も「こと」も結構多く使っていました。
これらを使う回数を減らすべく、早速「という」削除&「こと」削除or置き換えを実行。
ただ消すだけだと文章が不自然になるので、それらがあった部分の前後・あるいは一文全体を手直しして整える必要があります。
この記事を書く前にいくつかの記事で試してみたのですが、いずれの文章も読みやすく、分かりやすくなりました。
ビフォー&アフターを載せようと思ったのですが、更新してしまい元の表現を保存していなかったため比べられません。
残念、保存しておけばよかった……
なので、まだ手を加えていない記事から抜粋して修正してみます。
※更新したため現在は修正後の文章になっています。
【元の文章】
修正点も特にないということだったので前回と同じように印刷手配をしようと思いましたが、個人的に変えてみたいことがあったので試しにたたき台を作成。
何かというと、A5サイズ・8ページという冊子形式(写真左)から、A4を三つ折りしたコンパクトな形(写真右)へのサイズ変更です。
【修正後】
修正点も特になかったので前回と同じように印刷手配をしようと思いましたが、個人的にサイズを変更してみたかったので試しにたたき台を作成。
前回まではA5サイズ・8ページの冊子形式(写真左)でしたが、今回はA4を三つ折りしたコンパクトな形(写真右)にしました。
【元の文章】
街中を見渡しても、お店のパンフレットはA4三つ折りサイズのものを見かけることが多いです。
- 省スペースでパンフレット用スタンドにも入れやすい
- 自店舗以外に置いてもらう際、場所を取りすぎることなく展示してもらいやすい
- 薄いので気軽に手に取りやすく、持ち帰るときもバッグの中で邪魔にならない
等々、やはり理に適ってるのかなと思いました。
また、公共施設などのパンフレットコーナーでよく見かける光景なのですが、パンフレットをラックに入れて陳列した際に、前のパンフレットに隠れて表紙の上半分しか見えないということもあります。
そのためキャッチコピーを表紙の半分よりも上目に置くなどの工夫をしました。
サイズを変更することで、掲載できる内容もグッと少なくなります。
冊子形式では載せられたことも削らなければならない、しかし分かりにくくなってはいけない。
短い文章でも分かりやすくするためには表現をどのようにすればよいか、何度も推敲を重ねることで言いたいことが絞られ、変更する前よりもかえって分かりやすくなったこともあります。
【修正後】
街中を見渡してみても、A4三つ折りサイズのパンフレットをよく見かけます。
- 省スペースでパンフレット用スタンドにも入れやすい
- 自店舗以外に置いてもらう際、場所を取りすぎず展示してもらいやすい
- 薄いので気軽に手に取りやすく、持ち帰るときもバッグの中で邪魔にならない
等々、やはり理に適ってるのかなと思いました。
また、公共施設のパンフレットコーナーに多いですが、ラックに入れて陳列されると最前列のパンフレット以外は表紙の上半分しか見えない場合もあります。
そのためキャッチコピーを表紙の半分よりも上目に置くなどの工夫をしました。
サイズを変更すると掲載できる内容もグッと少なくなります。
冊子形式では載せられた内容も削らなければならない、しかし分かりにくくなってはいけない。
短い文章でも分かりやすくするためには表現をどのようにすればよいか、何度も推敲を重ねるにつれて言いたいことが絞られ、変更する前よりもかえって分かりやすくなった事例もあります。
いかがでしょうか?
1つの記事でもこれだけの「という」「こと」にびっくり。
それらの削除をきっかけに前後の表現を直したり、あるいは一文全体の構成を見直すことで元の文章よりも分かりやすくなりました。
合間を見て過去の記事も少しずつ手直ししたいと思います。
興味のある方はぜひやってみてください。